『ショックマスター』
体外衝撃波治療とは
体外衝撃波治療とは、専用の機器を用いて皮膚の上から患部に非連続性の圧力波を照射する治療法です。
組織の再生、血管の新生、痛みを感じる自由神経終末の変性と再生、抗炎症作用が生じ、痛みの緩和と組織の修復が誘導されると考えられています。
全身の筋・腱の治療に有効
当院で新しく設置した「ショックマスター」は全身の筋・腱の治療に有効です。
ショックマスターによる体外衝撃波治療は、注射や外科的手術が必要とされた患者様へのもう一つの新しい選択肢となっており、近年注目されている治療法です。
対象となる疾患
●ジャンパー膝 ●腰部痛、背部痛
●アキレス腱炎 ●肩関節周囲炎
●足底腱膜炎 ●腱鞘炎
●腸脛靭帯炎 ●シンスプリント
●上腕骨内側・外側上顆炎(野球肘、テニス肘) などの様々な疾患に対応可能
副作用や注意・禁忌事項について
照射時に疼痛を伴い、まれに治療部位が赤くなる場合がありますが、通常2~5日で治まります。
抗凝固剤を服用されている方や、血液が固まりにくい持病のある方は治療を受けることができません。
また、小児の骨端線や重度の骨粗鬆症や糖尿病の方、妊娠中の方、患部に対してステロイド治療を受けている方も治療を受けることができません。
治療の実際
まず医師の診察を受けていただき、画像診断、理学所見などで適応となる状態であるかを
判断します。
適応であれば、治療の説明を行い、リハビリテーションの一環として、その他の治療と組み合わせて体外衝撃波治療を実施していきます。
